新入社員のエンジニアデビュー記パート9
エンジニアの乘松です。
今回は前回の記事でお話しした「シングルサインオン(SSO)」について、自身へのおさらいも兼ねてご説明いたします。
シングルサインオン(SSO)とは?
「一度のログインで複数のサービスにアクセスできるようにする仕組み」です。
例えば、会社のアカウントでOutlookやTeamsにログインしただけで、SalesforceやSlackなど他のクラウドサービスにも再ログインなしでアクセスできるようになります。
シングルサインオンを使ってできること
複数サービスへのログインを一括管理
1回ログインするだけで、複数のWebサービスに自動ログインできる。ユーザーのパスワード管理を簡素化
各サービスごとに異なるパスワードを設定、管理する必要がなくなる。セキュリティの強化
SSOとMFA(多要素認証)を組み合わせることで、利便性と安全性を両立。
MFA認証(多要素認証)とは?
上記の「シングルサインオンを使ってできること」に出てきたMFA(Multi-Factor Authentication:多要素認証)とは、システムやサービスにログインする際に、複数の異なる要素を組み合わせて本人確認を行う仕組みです。
パスワードだけの認証よりも、セキュリティを大幅に強化できる方法として広く利用されています。
多要素認証の「要素」とは?
MFAで使用される「要素」は、以下の3つのカテゴリに分類されます:
知識情報(Something you know)
例:パスワード、PINコード、秘密の質問など所持情報(Something you have)
例:スマートフォン、セキュリティトークン、認証アプリ(Microsoft Authenticator、Google Authenticatorなど)生体情報(Something you are)
例:指紋、顔認証、虹彩認証など
MFAでは、これらのうち異なる2つ以上の要素を組み合わせて認証を行います。
MFAはITパスポート試験などでも頻出のテーマで、基礎的なセキュリティ知識として広く知られています。
セキュリティ面での懸念点
「1回ログインしたら複数のサービスにログインできるのは危険ではないのか?」と思う方もいるかもしれません。
結論としては、MFA(多要素認証)と併用することで安全性が確保されます。
また、SSOによって「弱いパスワードを複数のサービスで使い回すリスク」を減らせるメリットもあります。
Entra IDとSSOの組み合わせ
前回の記事でも取り上げた「Entra ID」は、SSOを実現するIdP(アイデンティティ・プロバイダー)として非常に強力なサービスです。
Microsoft 365との連携が簡単
SalesforceやBoxなど多くのSaaSに標準対応
ポリシー設定やMFAとの組み合わせも容易
ただし、IdPであるEntra IDがダウンした場合、それと連携している各種ツールやアプリケーションへのログインができなくなり、業務に大きな影響を及ぼす可能性があります。
まとめ
シングルサインオン(SSO)は、1回のログインで複数のサービスにアクセスできる仕組み
ユーザーの利便性を向上しつつ、セキュリティも強化できる
Entra IDなどのIdPを使うことで、クラウドサービスとの連携がスムーズ
MFAと併用することで、安全性も保たれる
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